
"Message in a bottle on Internet" 京都在住 加藤和子による記録 info@sandogasa.net
by 加藤わこ
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8月2日 いよいよ暑くなってきました 送り火までの辛抱と信じて 忍の一字で耐えるといたします
自転車も 忍の一字でこぐ
日がおちるころ 出雲路橋を渡りました
 鴨川を眺めるならば ここからの景色がおすすめ
川上の山並み 川下の広がり ともに 絶妙のグラデーションなのです
6月7日午後10時 高野川沿いにて蛍発見
 場所は御蔭橋から北へ 北大路橋あたり まだ数匹ですが ふわりふわり
これからもっと飛ぶと思われ しばらく通勤路を変更しなければ
7月23日「大暑」:::
字を見るだけで汗が出そうですが
今年の暑さはまだ マシ ですよね
(と言いきかせている)
「御蔭橋」で停車した
バスの窓から写す

ここのバス停ビューは京都いち なんでは
つかのまの木陰から 暑中御見舞申し上げます
秋はいそがしく ばたばたと
台風にもおされ ばたばたと
慣れないことをする場面もあり
こころが真ん中にない感じ
1つ終えるとしばらく惚けてしまい
慣れないことはなおさらで
回復に時間がかかってしまうのは
年齢のせいでしょうか
「わたしもうあかんのとちがうか」
とか 早期復活を望むのに 逆に
自虐にふけてしまうので
逃れようと 夕くれ 久しぶり
川沿いを歩けば すこし落ちつく

夏の むせるような匂いは失せ
乾いた香がおだやかに土手をはう
草の枯れた状態を見れば
種ごとに棲み分け
生えていることが見てとれて
ほら セイタカアワダチソウも
律儀なこと いとおしくなる

ともに季節を越えたのだなあ
不安はなかなか解消されない
けれど
机のまえでうなっているより
ただ歩くのがよいかもしれぬ
小さな自由はいつもあるよ

前回の投稿から1週間
あいだがあいてしまいました
諸々立て込み切羽詰まってます
言うて こんな写真を撮っていたら
余裕があるように見えますが

取材で京北に行って
田中店(タナカミセ)さんで買った食パン1斤
翌日お昼にサンドイッチを作ったところ
せっかくお天気やし外で食べようと
いうことになり 高野川の木の下へ
うちから川まですぐなので 詰め替えず
お皿をそのまま持って歩く図は
なかなかおしゃれ(?)だと思います
小1時間ほど過ごし 仕事再開
もう少し(しかない!)がんばります~
9月16日未明 強い雨風で目が覚めました
携帯電話に届いた京都府災害情報メールでは
河川の水位があがって危険な状態という
水位評価は5段階とされ
レベル1 水防団待機水位超過
レベル2 氾濫注意水位(警戒水位)超過
レベル3 避難判断水位超過
レベル4 氾濫危険水位超過
レベル5 氾濫の発生
すぐそばを流れる高野川は
午前4時にレベル2
その後レベル3と発表されました
写真は「レベル2」の状態です

見に行くと危ないと言われますし
実際その通りなのですが
わたしには行かない理由が浮かびません
見てやらないといけない
そんな気さえします
そして
目の前の高野川がこんなとき
思い出すのは故郷の吉野川
川という川はみな
どこかでつながっているか
いや、
つながっているのは
わたしと吉野川なのか..
時間と場所が交錯する
台風のときはいつも
奇妙な感覚におそわれます
18時現在 すっかり晴れわたり
水位も平常に戻りつつありますが
他の河川ではまだ警戒中
緊張はつづく 祈ります
桜が咲いていた頃ですから
少し前のはなしになります

出町から花見がてら
高野川沿いを歩いていると
バサバサと羽音をひびかせて
1羽の大きなアオサギが
わたしの行く手に降り立ちました
桜とアオサギ なかなかいいかも
水辺の鳥は用心ぶかいので
ちょっと遠いですがパシャ
写真を撮りました

して このアオサギくん
わたしが近づくのに
全然動く気配がなく
もう少し近づいても撮れそう

カメラを出してパシャ
さらに とことこ 近づいても
まだ逃げない

こんなに近づいても

まだ 逃げない??
ええええーっ

もうこれ以上近づいたら
わたしのほうがヤバいのでは
ドキドキしながら すすみ
ふたりの距離がわずか
1メートル?くらいになったとき
バサッ
ようやく飛び立ちました
ほっとしたような 残念なような
見送るうしろで声がしました
「いっちゃったね」
「そうねえ」
振り向くと2人連れの女性が立っていて
1人の女性が笑いながらいいました
「あの鳥、母を待ってたんです」
おどろいているわたしに
「いや、ときどき油揚あげるもんでね」
年配の女性がにこにこしながらおっしゃる
「母を見たら飛んで来るんです」
「そうでしたか、悪いことしました」
わたしがいうと
「いえいえ、今日は何も持ってないしね
どうしよ思うてたくらいです」
そういって ゆうゆう歩いていかれました

アオサギと仲良しなんて
かっこいいなあ
アオサギのこと 詳しくないのですが
アオサギのこと 知りたくなりました
"あなたのこと まだまだ知らないけど
なんだかなりたいよ 好きに"
song by すきすきスウィッチ
釣りをしたり

石投げしたり

思い思いにすごす
のどかな高野川辺で
人生初の至近距離体験に
しばらく興奮やまずでした
(また会えるかな-)
11月15日
急な冷え込みに
ちぢみあがりました
自転車で かえり
いつもの橋を
わたるとき
こんなとうめいな
景色にであう

川が流れをとめ
夕色と雲をうつし
とおくて見えにくいのですが
川面には鴨が点在し
こちらもまた
眠っているように動かない
もしも「平和」を描くとしたら
こんな景色になるかもしれないーー
絵は描けないので
せめて写真をと
立ち止まって撮るうちに
足下から冷気がきて
すっかり調子をくずすして
しまっているのですが
(まあよくあることですが)
3月21日17時ころの高野川

犬は そろそろ歩きたいと
もぞもぞするものの
じつと待ち
やがて見つめる
川辺のひだまり
晴れたけれど寒い1日
日暮れまえになって
やっとあったまった
もうすぐここは
はなの特等席に
*コメントありがとうございます
追ってまいります〜
12月23日 寒さます夕くれ
しぐれ降らせる雲が去り

川面にうかぶ点々は鴨
冬の水に生きるときめた鳥たち
長野にいたひとが言いました
早朝の仕事をしていてね
家の中でも氷がはってるし
そらぁどれほど寒いか! でも
ガチガチ震えながら見る
夜明けの景色ときたらもう
なにもかもが真っ白で
つらなる山のいただきには
神さまがいるとしか思えない
寒くてつらいでしょうと
よく言われるけれど見せたいなぁ
あんな美しいものを
ぼくは他にしらない、と
白銀の連峰 明ける
神がかりな美しさを思いながら
ここ高野川の暮れゆくさまもまた
寒さを忘れ ながめてしまう
こうごうしい瞬間がありました
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