2月 暖冬の雨のなか
時代工房柴田代表とともに 滋賀県草津市へ
草津まちづくりセンター茶木さん荒川さんに案内いただき
情報共同作業所アイ・コラボレーションさんを訪ねました みなさんありがとうございます
アイ・コラボレーションは2000年
脊髄損傷者協会会長と有志の3名で設立されました
「当時は長屋の一角で トイレもなかったんですよ」 と 副代表の角井数明さん
今はビルのワンフロアに 約20名のスタッフが集う パワフルなオフィススペースです
Web構築からDTP・デジタル媒体制作 パソコン教室など 数多くのIT事業を手がけておられます
バリアフリー情報の発信にも ふるくから取り組まれています
こちら
「滋賀県のバリアフリートイレ情報」の
携帯サイト画面
例えばトイレで何かトラブルがあったとき 対応先の電話番号があり ワンクリックで電話出来るといった配慮や 細かい情報が載せられています
これはもうみんなにとって心強い
私も和太郎が赤ちゃんのとき 出かける先にトイレがあるか 必ず探したものです
右から代表の岡本幸助さん 京都代表の山本英嗣さん 副代表の角井数明さん
お話を伺うあいだ ひっきりなしに 人の出入りがあり 「ほな」 「あざーす」と声をかけてゆかれる
「どなたがスタッフで 業者さんで お客さんなのか 分かりませんね」と言うと はっはと笑われました
とてもオープンな感じなのです
ふと、思い出したのが 10年前に訪れた
シリコンバレーのIT企業のオフィス
「これがアメリカのオフィスか!」とカルチャーショックを受けた、あのオフィス達と
同じムード
当時の日本のオフィスが 無味乾燥とした事務的なスペースであったのと 実に対照的で
広くてスタイリッシュで 個人のスペースがあって オモチャがいっぱい置いてあって、、、と
目先のことばかりに キャーキャーと騒いでおったのですが(目に浮かぶようですねぇ)
今思えば 何が決定的に違ったかと言うと
仕事する環境が とても「人間的」だったのだと
アイ・コラボレーションさんを訪れて 気づきました
人間的な職場環境から 自然と開放感が生まれ 開放感から人がつながり 働く意欲となり...
と考えれば
「町家」も充分人間的(過ぎるくらい)な労働スペース
室町の呉服やさんでは 畳のフロアに番頭机とパソコンが置いてあるのが 窓越しに見えて
「おー」と思うと同時に どこかほっとする
そう、ITは もっと人間的なスペースに
溶け込ませることが出来ると思うのです
われらが仕事場
京都西陣町家スタジオもしかり とても恵まれております しかし残念なのは
ノンバリアフリーな点ですよね、 時代工房柴田代表 (参考:
「西陣の階段邂談」)
もっかの悩みどころですが 設備の前に何よりも
人間で解決、でしょうか
(思わず長くなってしまいました 伺ったお話もご紹介したかったのですが ひとまず置筆)