こどもを授かったと知らされた時、わたし、直感でこのお腹のなかの子は男の子だと思いました。出産や子育てに向かうにあたり、不安しかない状態で、授かる子が同性の女の子ならなんとかなるか、なんて思っていたわたしは、喜びと同時に不安にもなりました。わたしに育てられるんだろうか、と。
しかしそれは杞憂のまま、いまに至っています。2002年の春から2019年2月現在、いちおう?仲良くやっております、いちおう^^;ありがたいことです。
息子が幼い頃「加藤家教訓」と称して以下のようなことを唱えてました
・食べる時は いただきます っていうんやで
・誰かに何かしてもらったら ありがとう っていうんやで
・女の人にはやーさーしーく、やで。自分より小さい子、おじいちゃんおばあちゃんに、優しく やで・・・
もうすぐ17になる息子、、だけじゃなく、息子と同じ歳の男の子たちに、読んでもらいたいなあと思っている本、漫画
橋本治さん著「貧乏は正しい!」と樹村みのりさんの漫画です。
橋本さんの本(小学館文庫)、痛快で、膝打ちまくり。女のわたしからするとちょっと引き気味になる箇所は無きにしも非ずですが、迷える少年、特に性に迷える少年たちにとって、思春期の海を渡る灯りのような本だと思います。これを読んでマス&マッチョ思想に惑わされず、自信を保とう少年たち。
そして、、樹村みのりさんの漫画は、少女漫画というジャンルに括られますが、ぜひとも男性に読んでもらいたいです。
何を隠そう、うちの夫は大の樹村ファンで全て持ってます^^;ありがたいことです。1976年に発行されたものから大事に揃えてあります。よろしければ貸し出しも可能です。
好きな作品はたくさんありますが、、
「海辺のカイン」「あざみの花」「悪い子」「Flight(フライト)」「彼らの犯罪」とかが、特に好きかなあ。。
この辺りを読んでおれば、女性のひとへの理解、他者、とりわけ非マッチョな部類のひとたち、とでも言いましょうか・・・に、優しい気持ちが保てるのじゃないかと思います。そして自分もまた楽になるのと違うかな・・
続きますー