"Message in a bottle on Internet"
ありがとう、インタネット
エキサイトブログの機能に「記事ランキング」というのが出来まして
自分でも思わぬ過去の記事が10位以内にあがっていて
うれしかったり どきっとしたり、今日は何が入ってるかな?なんて
楽しみに見ています。
たどり着いてくださって、ほんとうにうれしいです。
それで、最近急に上がっていたのが2005年12月27日付け
「水入りスポンジ Mr.@nie's(アニーズ)へ捧ぐ」という記事。
クリスマス前にこのレシピを探しておられる方が検索されたのでしょうか。
「水入りスポンジ」は伝説のレシピだからーー
ケーキ作り好きのあいだでとても人気のあるレシピサイト
「@nie's(アニーズ)」のものです。
2005年6月13日、@nie's管理人「ひろあに」さんが出張先で急死。
悲しみのなかでファンたちがなんとかサイトを残そうと
有志でカンパを募り、しばらく運営されていたのですが
時のながれとともに見られなくなっていました。
わたしもカンパ1回だけしてその後出来ずにいたことを悔やみました。
見られるあいだにあのすばらしいレシピを残しておくのだった、、、
しかし、いま、
ウェイバックマシンの機能で、見られることがわかり
うれしくてご紹介:
@nie's
ほんとうに素晴らしいレシピばかりなので、ぜひメモを。
なかでも
「水入りスポンジ」は永久保存版
以下にテキストで引用させてもらいます::
【「ひろあに」さんの「水入りスポンジ」】
今回改めてスポンジ生地を取り上げました。
水を加えることで通常より大きく膨らみ、
かつ別立て生地のふわふわしっとり感も保持しています。
(材料 φ18デコ型1個分)
薄力粉 90g
卵白 3個分
水 30cc
卵黄 3個分
砂糖 90g
無塩バター 30g
バニラオイル 適量
(手順)
1.卵白を泡立てる
通常は卵黄に加える砂糖も全て卵白に加えて泡立てる。 固く泡立ってから卵白1個あたり10ccの水を加えてさらに泡立てる。 目安は別立てスポンジに使用するメレンゲ同様、ツノの先がほんの少しだれるまで。やや泡立ちにくいので、砂糖を二度に分けて加えたり、電動ホイッパーの利用をお薦めします。
2.卵黄を泡立てる
卵白を泡立てたホイッパーをそのまま使用して卵黄を泡立てる。
こちらも別立てスポンジと同様にリボン状になるまで。
3.生地を合わせる
ホイッパーでメレンゲの気泡を整えてから卵黄を加える。 この時点ではざっと混ぜる程度に留め、粉を3回に分けてふるい入れ、その都度粉気がなくなるまで底からすくい上げるように混ぜ合わせ、最後にバニラオイル・溶かしバターを加えて混ぜる。粉の1割強をココアに変え、バターの半量をチョコレートにすることでチョコレートスポンジにすることも可能。
4.型に流す
底にクッキングシートを敷いた型に生地を流し入れて台の上に2度ほど軽く落として気泡を抜き、表面をざっと平らにならす。側面にはクッキングシートを敷く必要は特にないのだが、ここでは側面の焼き色を見せたいために側面にもクッキングシートを敷いている。
5.焼成
160℃に余熱したオーブンで30分ほど焼く。 あまり高温で焼くと膨らみ過ぎて冷めた時に逆にしぼみやすくなる。
オーブンによって(特にガス)は水蒸気がこもって焼き上がりにべとつくことがある。 焼いている途中に一度オーブンのドアを開けて水蒸気を逃がすとべとつきにくくなる。
6.焼き上がり
熱いうちに型から外して裏返しに金網に載せ、底のクッキングシートをはがしてもう一度裏返す。 金網の上でそのまま完全に冷ます。 すぐに使わない場合にはビニール袋などに入れて涼しい場所に置くこと。MS卵3個使用でおよそ5cmの高さに焼ける。
現時点ではもっとも私の理想に近い状態のスポンジです。
ココア生地でもプレーン生地と同程度に膨らんでくれるのが嬉しい限り。
上のレシピで2005年に焼いたケーキ
飾り付けはこどもと一緒に(モリモリです)
その後 オーブンが壊れてしまい、フライパンやグリル、蒸し器を用いて
ごまかしごまかし作っていますが(オーブントースターもないのです)
記事を読むうち ひさしぶりにケーキを焼いてみたくなりました
(おーいだれかオーブン買って〜 ...しーん...)ひろあにさん、ありがとう。
生きている。
インターネットを作り、支えてくださっている全てのひとにありがとう。