11月12日朝
下鴨街道を自転車で通るとき
きれいに盛られた林檎を見ました
川口美術さん のショーウィンドウ
大きくて立派なりんごの後ろには
「韓国の林檎です」とあります
なるほど ただならぬ林檎である
次の日 少し早めに出て写真を撮り
Instagramにアップしました
投稿を見てくれた韓国語の先生doracocoさんが
さっそく行ってくださって 教えてくれた
「韓国の青松郡に古くから伝わる窯が復活して
その作品展で とってもよかったよ!」と
「親友盟約締結一周年記念
青松白瓷 高萬慶展」
会期が短くいそがなきゃと
11月17日の夕方 駆け込みました
2階ギャラリーへの階段を上ると
そこは韓国の白い器の世界
作り手の若い男性が韓国から来られていて
ギャラリーの方に通訳してもらいながら
話をうかがいました
青松白瓷(ちょんそんはくじ)髙萬慶展とは
500年の歴史を持つ生活陶磁器の窯
いちど途絶えたところ近年復活されたそう
陶石という石を粉にして作られるなど
韓国のなかでも独特の製法なのだそうです
川口美術さんのブログに
オープニングの様子が紹介されていますので
ぜひご覧下さい
青いラインが一筋はいった蓋鉢
「北欧のものに似てますね」
わたしが言うと
「そうなんですか」と驚かれました
「これは何ですか?」
「灯火器です」
壺状のところにオイルを入れて
先の穴から紐を通して
火をつけるようになっています
「背の高いのは勉強用、
低いのは食卓に向きます」
なるほど なるほど
かたちは青松白磁に伝わるもので
いまも家庭で使われているそうです
話を伺うほどに青松郡がどんなところなのか
たくさん想像して行ってみたくなる
作家の方々に そう伝えたら
うれしそうに笑顔で応えてくれました
さてこちら
プレゼントにいただく林檎
1つずつ箱に収められた
天然の高級菓子
たっぷり蜜入り
ふたをあけると
甘い香りがたち
びっくりする
お店のなかは
入口の林檎のアロマタワーから
たちこめる あまい匂いと
親友盟約締結一周年のよころびに
つつまれていました
いただいた林檎はもったいなくて
いつ どのタイミングで切ろうか悩んでいます
さすがにそろそろ食べないと。。
【Information】骨董&ギャラリー 川口美術京都市左京区下鴨宮河町62-23
京阪出町柳駅から下鴨神社へ向かって徒歩5分ほど
営業時間: 11:00~18:00(月・火曜定休)
親友盟約締結一周年記念 青松白瓷 高萬慶展(サイト紹介文より)
"青松古窯跡を尋ねたのが始まりでした。青松窯研究者姜乗極氏の青松白瓷への深い造詣、伝統技術者高萬慶氏の復興への真摯な取組み、青松郡守韓東洙氏の地場産業振興への強い情熱、加えて郡民皆様の友情と青松郡の清い自然に誘われて、通い続けました。伝統の復元伝承、現代生活への適応、且つグローバル化に対応しながら、伝統の香炉や灯火器から、コーヒーカップ&ソーサーやマグカップ、手作り陶石によるトライアル作品など、巾広いアイテムで出展します。
青松郡は韓国随一のリンゴの産地です。お買上げのお客様全員に郡守様より盟約記念としてリンゴのプレゼントがあります。どうぞご支援ご来場賜ります様ご案内申し上げます。"
2012年11月14日(水)~18日(日)(終了)
11時から18時 定休/月・火曜日
青松郡と青松白磁について福岡の「うつわや」さんのブログにすてきな旅行記がアップされています:
韓国旅行の記録