8月25日午後7時
奥嵯峨の夏の風物詩
「愛宕古道街道灯し」へ
和太郎とronsukeさんと参りました
同じ市内でも 左京と右京
なかなか遠い しかし
距離の分だけトリップ感が
たっぷり味わえます
おりしも満月 いしだたみ
茅葺きのやどは おとぎばなしの世界のよう
さて 今回もわれら有志による
「点字用紙で行灯を作ろう」チームの
作品をご覧いただくまえに
「行灯ことば」をご紹介いたします
●行灯1つ 何を書く(描く)?
古来 若者というものは
漢字が好きなようでして
「飛翔」「未来」「夢」などが
行灯に書かれる人気ワード
最近は 路上詩人の影響か
「ゆっくりでいいよ」
「自分らしく生きよう」という
ポジティブメッセージ系が
多く見られるようになりました
行灯がうつす世相をよんでゐる by三度笠
個人的には 若い方にはもっと
過激にいってもらいたいと思うのは
わたしが元パンクロック志向だからでしょうか
そんなわけで 去年はちょっとうーむな感想を
持ってしまったのですが
今年は いいことばの行灯に会えたので
うれしくて いくつかご紹介
子どもの短歌と俳句の行灯
まずは俳句の行灯を
「夏の夜 鳥居がひかるさがのさと」
嵯峨野っ子ならではの俳句ですね
うちなら「大文字」「法」になりますが
ちょっと違うニュアンスになりそう
もう1つ 俳句の行灯
「祭りの日 みんな歩けばすずのおと」
いいですねぇ 子どもの視点、
いや 聴点というべきでしょうか
短歌もよいです
「花火の音 空には光る虹色の
数ほど夏の楽しさ増えろ」
若者らしさがあふれていて好きです
こちらは詩のような
「なつがきたのをよろこんで
おおきなこえでないている」
子どもらしくておおらかで
すてきすてきと大喜びの三度笠
最後はこちら
高齢者施設桂川園のみなさん
むかしの子どもの
童心あふれる行灯
「ボランティア募集しています」という
メッセージも 添えられて
みんなの声が灯りにうかぶ
奥嵯峨ナイトクルージング
つづきます~
【愛宕古道街道灯し Information】
「愛宕古道街道灯し2008」 奥嵯峨鳥居本地区
愛宕神社の一の鳥居から清涼寺までつづく 旧愛宕街道に並びます
●毎年8月23日・24日・25日
●主催:
嵯峨野保勝会
●協力:
京都嵯峨野芸術大学 他地元の小中高校・各施設の方々・京都ライトハウス