日々色づきゆく木々を
飽かずながめ入る候
そろそろ終わりかな
見納めかなと思うもまだまだ
今年は見頃が長く
おかげで気づいたこと
忘れないうちに
書き留めます:
まっさきに紅葉する桜は
なんといっても
幹の黒さと葉の赤さの
コントラストが美しい
川端通沿いの老木は
絵本の挿絵そのもの
(藤城清治あたりでしょうか)花と同じ いっせいに色づくも
1まい1まい異なる赤み黄み
さみだれに散って
落ち葉たまりはちぎり絵
風画伯と歩行人の共作です
対してケヤキは木ごとに
時間差で色づくようで
曼殊院道はケヤキ通り そのうちの
おおきな1本がまだだいぶ残っている
「あれが散ったらえらいことや(掃除が)」と
ご近所さんと恐々見上げています
ホウキポプラの小さな葉
星くずか鳥の足跡か
雨のあとに くっきりと
葉の型染めの北大路舗道
銀杏は量で他を圧倒します
はらはらはらと果てなく落ちて
東大路の歩道は黄絨毯
葉脈の繊維が強いので
気をつけないとすべる
ちょっとやっかい
すずかけの葉は大きく軸も太い。
黄から茶色に
すっかり乾ききって落ちる
その葉を踏むと
ざわざわ大きな音がして
波をわけすすむ船になった
気分になる 旧大原街道
実も葉も真っ赤なハナミズキ。
玉岡児童公園では
ままごと遊びに大役立ちです