自動車のクラクションについて。
自動車教習所の講義で、次のような設問が出されました:
「横断歩道のないところで歩行者が横断を開始しようとしたので、
クラクションを鳴らして威嚇した」それに対して「◯」と答えましたら、
「なんでやねん『×』に決まっとるやろ」と教官。
「えっ、でも、横断歩道のないところでしょう。だったら注意しないと」
ふたたび教官「なんでやねん」。
「
威嚇してどうする、
威嚇して」
がーん。
これまでのわたしの経験では、クラクションは
「歩行者や他の車に対する注意」だったので、
そういうものだと思い込んでいたんですね。
つまり、それだけクラクションの使い方を間違っているひとが、多いのです。
(正しい使い方について本文末に道交法引用しましたのでご覧下さい)ある日、渋滞の道路を運転しているときのこと。
わたしのすぐ後ろの車が、気がせいてイライラしているのか、
やたらクラクションを鳴らすので、
いやだなあと思いながらすすんでいました。
頻発されるクラクションとともに感じる不穏な空気。
気分が悪いので、もう先に行ってもらおうか、
でも道を譲るのもしゃくだし、と考えていたら、「ドスン」。
・・・ぶつけられました。
赤信号でみんな止まってるのに、なんで。
イライラするあまり、見誤って発進したのかもしれません。
幸い、スピードも出ていなかったので、玉突きにならず、
車体の損傷も少しで済みましたが、
小さな事故でも事故記録を取ってもらわないといけないので、
警察を呼び、渋滞道路の脇で待つこと30分。
その間、さざ波のように押し寄せる後悔。。。
運転をしている限り、何か起こる。常に注意を払わなければなりません。
今回の責任は後続車にあるのですが、
わたしも意地を張らずに道を譲っておけば、避けられたのです。
まったくしなくてもいい勉強でした。
車も傷つけられ、周りにも迷惑をかけて申し訳ないことでした。
もしもみなさまにもそのようなことがありましたら、
譲るが吉!!でございます!!
わたしのようにはなりませんように、どうかご安全に。
それにしましても、クラクション
鳴らしすぎのかたが散見されるので、
改めて啓発しないといけないのではないでしょうか。
「威嚇してどうする、威嚇して。」ーー
教官のことばが、わたしの頭の中でこだましているだけでは、
むなしいじゃありませんか。
【Information】道路交通法第54条にクラクション(警笛)についての規定 第1項
車両等の運転者は、道路標識で指定された場所や区間では警音器を鳴らさなければならない。
第2項
車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならない場合と危険を防止するためやむを得ないとき以外は、警音器を鳴らしてはならない。
(提案)
クラクションの音色をもっとやさしいのに変えるか、
伝えたい内容に合わせて何種類か音があればいいかも。
「すみません入れて下さーい」とか「道を譲ってくれてありがとう」とか...
あかんかしら